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School Girl
第14章 フタリ
いい加減帰りたくなっていたシンの耳に、待ち望んでいたアニメ声が飛び込んできた。
「いや…そんなには……」
シンの中で、もし彼女が出来たら言われたい台詞を聞かされた事もあって、漸く緊張が解けて顔を上げた瞬間だった。
「あ……あの………真希…さん?」
声を詰まらせるシンの目に飛び込んだ真希の姿。
「あは……はは……。いや…ね………。
布地…感触嫌いなんだけどぉ……お母さん…が…ね………」
渇いた笑みを溢す真希。
その姿は、紺色のスクール水着に覆われていた。
「ホントはさぁ……新しく買った水着………。
ほら、あの女の人よりも、もっとキワドイの…着ようと思ったんだけどぉ………」
真希が向けた視線に釣られて向けた視線の先には、胸も股間も僅かな布地だけで覆われた女性の姿があった。
…あ…アレよりぃ?
…アレよりって…もう…着なくても良いって感じになるんじゃ…
…確かに日頃の真希さん見てれば着ちゃうだろうけど…
…そんな恰好……見てみたかった気も…しなくもないけど……
驚きと葛藤を繰り返すシン。
チラッと脇に佇む小柄な真希へと視線を移す。
…でも…これはこれで……