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School Girl
第3章 放課後
「ねぇ…ちょっと寄り道してかない?」
紗耶が昇降口を出た所で、巨体ながら軽い動きを見せて振り返った。
「んー……どうしよっかな…」
真希の頭に真っ先に浮かぶのは、当然ノーパンである事だった。
スースーするのにはある程度慣れたけど、捲くれたらどうしようと考えたら気になって仕方がなくなる。
学校から駅までは住宅街で、駅前も寂れて寄り道をするような場所は無かった。
思い付くのは、電車に乗って二つ程の区間を移動した場所。
しかし、どうせ電車に乗るなら家に向かって乗りたいところが、その場所は逆方向だった。
「ちょっとぉ……また、考え事ぉ?
真希の『どうしようかな』はオッケーって事で行くよっ」
またしても、紗耶は強引に腕を引いて駅へと向かって行った。
…まぁ、紗耶も一緒だし…
…ショーツも買えるからいいか…
捲くれ上がりそうになる裾を何とか押さえながら、真希は紗耶の後をついていった。