この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
School Girl
第16章 陶酔
美奈が慌てるのも無理はなかった。
二人が居る女子の集団の傍を、先程から男子集団が走り抜けていた。
僅かに距離はあっても、男子からしても、真希の股間は安易に目視出来る程だった。
「もぉっ。美奈ちゃんったらぁ………」
無理矢理に体勢を崩されて、プクゥと頬を膨らませる真希。
その数瞬後には、男子たちが走り抜けていった。
「それはアタシのセリフっ。…ったく……真希ったら、少しは恥じらいってモンを………」
「分かった分かったからぁっ。早くみんなのトコ行こっ」
ジトーッとした視線を送りつつ、嘆息混じりに言葉を吐き出した美奈。
グチグチと説教が始まる事を予測した真希は、慌てて立ち上がると美奈の手を引いたのだった。
…この娘……
…やっぱ…いつもと変わらない…よねぇ………
朝から感じていた違和感。
…まぁ……気のせいって事に………
しかし、変わらないやり取りに美奈は自己完結させると、真希の後を素直に着いていったのだった。
−−−−−−−−
−−−−−
−−