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School Girl
第17章 ココロとカラダ

フラフラと脚を踏み入れたのは、幾度となく二人で訪れた事のある小さな公園。
出入り口から僅かに進んで、勝手知ったるように植え込みの中へと姿を消す。
通りからも公園の広場からも、ある程度視界が遮られる場所。
そこは、二人が情欲に溺れているのを表すかのように、他の場所とは違い、二人が動き回れる程度に雑草が倒れていた。
…はぁ……シンくん………
たった一日だと言うのに、目の前の空間を見詰めていると寂しさが込み上げてくる。
休日で会えない時は割り切れても平日で会えないとなると、それは格段に膨れ上がっていった。
…こんなに遅くなるとは思ってなかったけど…
…少しは待っててくれても……
…でも…シンくんにも用事くらいあるだろうし…
女心が揺れ始めていく真希。
初めての別々での帰宅が、真希の感情を揺るがせる。
空間を見詰める程に、淫らな光景が脳に蘇る。
日も傾き、空間を覆っている木々が更に薄暗くしていく。
小さな公園に唯一ある、ベンチ脇の照明に明かりが燈った。
「…シン…くん……」
脳内で繰り広げられる光景に真希の潤みのある唇が開けば、掠れたアニメ声がボソッと吐き出された。
左手が太腿の大半を露わにさせた制服の短いスカートの裾を持ち上げる。
白く程好い肉付きの太腿は疎か、赤く僅かな布地しか無い紐パンに包まれている股間へと右手が伸びていった。
「真希……もっと…シンくんが………」
右手の指先が薄い生地の上を滑る。
透けたワレメに沿って指先が動けば、真希の眉根は軽く寄っていった。
「あ……あ…んっ………」
微かに体中に広がる快感に、艶のある声が微かに洩れだした時だった。
「……何で此処に………」

