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School Girl
第17章 ココロとカラダ

放課後に委員会があるから一緒に帰れないと伝えれば、用事があったからと、落胆した様子もなく笑みを向けてきたシン。
…用事って……あの女の人と………
…その女【ヒト】………友達……だよね………
「……まだ時間もあるしさぁ。次は………」
「まだ、どっか行くつもりなの?
いい加減、解放して欲しいんだけど」
真希には聞かせた事の無いタメ口。
真希がいくら言っても直らなかった敬語が、今は一度たりとも聞こえない。
その女性に対しての親密度が窺える口調に、真希の鼓動は速まっていく。
…シンくん……
…その女【ヒト】……誰…なの………
植え込みを通して聞こえてくる、親しげに話す高い女の声。
明らかに、放課後をシンと一緒に過ごしたと分かる会話。
…シンくんだから…大丈夫だって………
…真希もあんなに…色々してあげてたし………
シンの見た目も宛ら、オドオドした性格から浮気はないと思っていた真希。
自らの欲望を満たす為の他にも、シンを喜ばせようと所構わずに大胆にもカラダを捧げてきた。
…こんな真希より………
…他の女【ヒト】の方が………
徐々にマイナス思考へと向かっていく。
蹲る真希の視界には、幅の狭い股布に包まれた股間が薄暗い中でも透けて見えていた。

