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School Girl
第18章 揺らめき
 
「あらあらぁ。これはたいへぇん」

「っく……相変わらずだな、奥さん………」

 大変さを微塵も感じさせない、暢気な口調で言葉を吐き出す恭子。

 その前では、開かれた玄関扉の傍で股間を押さえて蹲る、色黒スキンヘッドの大男が居た。

「いつもどうしてかしらぁ」

 肌も露わな服装の上にエプロンを着けた恭子は、戸惑いも無く男の傍に屈み込む。

 真希程ではないにしろ、恭子もまた、人並み以上に胸は発育していた。

 自らの膝と体に押し潰された胸は、エプロンの胸元から深い谷間を覗かせる。

「ったく……。狙ってんじゃないのかい、奥さんよぉ」

 痛みが残っているのか、僅かに顔を顰める男だったが、その視線は恭子の胸元に釘付けだった。

「と言うかぁ……。今日はぁ…配達の日じゃないけどぉ……」

「俺の顔の広さ……馬鹿にしねえでくれよぉ?」

「じゃ…じゃあ……店主さん………」

 ニヤリと笑みを向けた八百屋の店主に、恭子は瞳を見開いて言葉を待った。

「まぁ……それはじっくり……な? 奥さん」

 期待する恭子を余所に、店主の黒々と日焼けした太い腕が恭子へと伸びた。

「んっ……あぁっ………」

 大きい店主の掌が強引に膝と体に挟まれた胸を掴めば、恭子は眉根を寄せて吐息を洩らす。

「あらあらぁ…。やっぱり…あぁんっ………」

「奥さんも分かってんじゃない。
 俺ぁ、奥さんの肉体【カラダ】にハマってんだしよ」

「んくぅ……こ…此処…じゃあ……はぁあ………」

 太い指が蠢き出し、恭子の声は艶っぽさを増していく。

「じゃあよぉ……。タップリ…会話しようや、奥さぁん」

 店主の言葉に、胸を刺激されて力無く頷く恭子。


…やっと……
…これから…なんだからぁ……


 真希に対する想いを色濃くしながら、恭子は店主と共に部屋の中へと姿を消したのだった。


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