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School Girl
第18章 揺らめき
 
「…そ…そう…だったんだね……あはは………」

 改めて話を聞けば、表情を強張らせて渇いた笑みを溢す真希。

「何で、そんな事訊いたのか分からないけど……」

「い、いやね…。と、友達が見掛けたって………」

 怪訝な面持ちに変わったシンの言葉に、真希は途切れ途切れに声を吐き出した。


…ヤバいヤバいヤバい…
…まさか…離れて住んでるお姉さんとか……


 口は嘘を吐き出した状態でポカンと開けた儘、視線は動揺を現しているかのようにキョロキョロと定まらない。


…真希……シンくんじゃない男【ヒト】と………


 ワレメに異物感を覚えながら、体中を汗塗れにして帰ったあの日。

 シンには与えられた事の無かった興奮に引きずられながらも、別の男に抱かれた罪悪感が真希を襲っていた。

 罪悪感を抱いた儘で過ごしていれば、不意にシンから休日に家へと招かれた。


…な…何なんだろ……
…いきなり呼ばれるなんて……
…まさか…親に紹介とか……
…それとも……あの女【ヒト】の事で………


 気持ちは上下し、いつもの薄着の胸中はドキドキと速い鼓動を繰り返していた。

 シンに教えられ辿り着いた家は、ごく一般的な大きさの家。

 更に昂る緊張の中、真希は震える指でインターホンを鳴らしたのだった。
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