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School Girl
第3章 放課後
どれだけ走ったのか分からない。
ただ闇雲に走り回って、寂れた公園に着いた時には真希も紗耶も息を荒くさせて、ベンチに座り込んでいた。
「ねぇ……知ってたの…?」
息も殆ど整ってきたところで、真希は気になっていた事を訊いてみた。
「んー? 何を?」
紗耶は脚を前に放り出して、巨体を背凭れに預けて上を向いていた。
とても女の子とは思えないだらしない恰好のまま、まだ整わない息を吐きながら返事をしてきた。
「あの……真希のスカートの中…の事…」
真希は恥ずかしさの余り、俯いて地面を見つめながら訊いてみた。
「あぁ…それね…」
そんな事かとばかりに、紗耶は平然とした表情で言葉を続けた。
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