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School Girl
第1章 満員電車
…あれ…?
…気のせい…だよね…
電車に乗って10分くらい、三つ目の駅を過ぎた頃から真希のお尻辺りに何かが触れる気がしていた。
最初は気にしていなかった真希だったが、その感触がその後も延々と続いて一抹の不安を覚え始めた。
鞄の角と思える固い物がお尻のワレメにピンポイントで当たってくる。
カラダの向きを変えようとしても、人の多さに扉に向かって立つしかなかった。
カラダを捩ってお尻の位置を変えても、硬い物はお尻のワレメに当たってくる。
…偶然よね…
痴漢なんて、考え過ぎよね…
自分が痴漢に遭うとは考えもつかない真希は、お尻に違和感を覚えながらも扉の外を眺め続けた。