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School Girl
第4章 裏切り
「アンタには関係ないだろ。
さっさと余所に行きなっ」
「まぁ、そんな事言うなって。
俺が用あるのは、そっちの鉄棒の女の子だからさぁ」
いきなり用があると言われた真希は、また何かをされるのかとカラダを小刻みに震わせて強張らせる。
「アイツは今アタシと遊んでるトコなんだから邪魔しないでよ」
紗耶は瓢々とした男の態度に苛立っている様子だった。
「君、少し煩いよ?
何なら君があの子にしてるみたいに俺が遊んでやろうか?」
離れた場所でも男の雰囲気が冷酷さを帯び始めたのを真希は感じた。
「なっ…なんでよ」
さっきまで強気だった紗耶も男の雰囲気に飲まれ始める。