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School Girl
第4章 裏切り
「で、どうすんだ?
言っておくが、俺はそこら辺の男と違って女にも手加減はしないタチだからな?」
物静かな口調でありながら、有無を言わせない程の迫力。
男の言葉に紗耶の勢いは完全に無くなった。
「わ、分かったわよっ。後は好きにすればっ」
無理矢理言葉を吐き出した紗耶。
真希を鉄棒に吊したまま、そそくさと公園から出て行った。
男が近寄ってくる足音が、顔を背けたままの真希の耳に飛び込んでくる。
紗耶を追い払ってくれたこの男が、素直に真希を帰してくれる保証は何処にもなかった。
足音が大きくなる度に、真希のカラダの震えも大きくなっていく。
「大丈夫だったかな?」
しかし、先程とは一転して、優しい口調で話し掛けてきた男。
真希の傍に屈み込むと、鉄棒に手首を括りつけているスカーフを解いた。