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School Girl
第4章 裏切り
「…コイツは妹みたいなモン…
…コイツは妹みたい…
…コイツは妹………」
両腕に感じる真希の尻と背中に感じる胸の柔らかさ。
煩悩退散とばかりに自らに言い聞かせながら、啓太は真希を背負って歩き続けた。
「重くは…ないけど……。
……ある意味…地獄だ………」
汗を浮かばせながら真希の柔らかさにも耐え、かなりの道程を経て、漸くある一軒家の前に辿り着く頃には、日は既に暮れていた。
躊躇う事も無くインターホンを鳴らすと、若々しい女性の声が洩れてくる。
「…はぁい。どちらさまぁ?」
ガチャッと玄関扉を開けて顔を覗かせる女性。
「あ、あの…。こ…こんにちは………」
見慣れる事の無い女性の容姿に、啓太は強面の顔を赤らめて口を開いたのだった。