この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
School Girl
第5章 母娘【オヤコ】
「しかし…本当に見付けられるとは………」
ただ何と無く見当をつけて向かっただけで、まさかの一箇所目でビンゴ。
自分のツキの良さに舌を巻いた啓太だったが、そうしている間も真希は嬲られていた。
「おっと……。喧嘩は苦手だし……相手も女だから、気が引けるけど………」
幼馴染みが痛め付けられている光景を見逃せる訳もなかった。
腕っ節の弱さに自信があるだけに、内心ではビクビクしながら近付いていった。
しかし、強面である事が功を奏してか、睨みながら二言三言話しただけで逃げてくれた。
残された後には、気を失った幼馴染み。
数年振りに見た幼馴染みは、更に女らしく発育していた。
思わず網膜に焼き付けたが、慌てて隠すと家まで送り届けた。
相変わらず、年齢不詳な彼女の母親に幼馴染みを引き渡し、暗くなった夜道を宛てもなく歩く。
嬲っていた相手が手にしていた物。
アレが何を意味しているのか、思い付くのは容易かった。
…別に正義感を振り翳す訳じゃないけど………
……アイツをこれ以上泣かせる訳には………
…それに…今日の俺はツイてる筈………
根拠の無い自信に身を任せて、幼馴染みを嬲っていた、見覚えのある女を捜し回った。
−−−−−−−−
−−−−−
−−