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School Girl
第5章 母娘【オヤコ】
「はぁ……全く…もぉ………」
シャワーから吹き出す温水が肌に当たり、丸い玉となって滑り落ちる。
シャワーの温水を心地好く感じながらも、動揺した恭子を何とか玄関で鎮めた事に嘆息する真希。
一人になれば、紗耶の暴挙が蘇ってくる。
それでも、いつの間にか恐怖心が僅かに薄れていた事に、真希は恭子に感謝していた。
…あんなに騒がれたら…
…自分の事…考えている暇なんて………
「っ…痛ぅ………」
それでも、温水が丸い尻の柔肉を滴れば、擦り傷に滲みる痛みに思わず顔を顰める。
カラダを捻って尻を見れば、白い肌に赤く擦れた跡が残っていた。
…こんなの…見られたら……
…また騒ぎそうだなぁ………
過保護過ぎるとも感じる恭子。
尻に残る傷を見た時の恭子の姿が容易く想像出来る。
…まぁ…バレないだろうけど………
シャワーを浴びているうちは平気だとばかりに、再び豊満な胸に当たる温水の心地好さに浸ろうとした時だった。
「真希ちゃぁん?」
浴室の扉の曇りガラス越しに人影が写り込んだと思えば、恭子の甘い声が耳に飛び込んできた。