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School Girl
第6章 白衣
 
「やっぱりそうでしたか」

 尻を少し擦り剥いただけと話した真希。

 分かっていたとばかりに吐き出した医師の言葉に、更に恥ずかしさを覚える。


…もぉっ……帰ったら文句言ってやらなきゃ………


 恭子のお陰で恥ずかしい目に遭っている真希。

 恭子に対する不満が募り始めていた。

「…まぁ、ちゃんと診てみましょうか」

 依然として顔を赤らめていた真希に、にこやかな表情を見せる医師。

「それじゃ、こちらに………」

 医師が腕を振って促す先には、カーテンに仕切られたベッドがあった。

「…は…はい……」

 言われる儘に丸椅子から立ち上がり、真希はベッドの脇に立つ。

「まぁ、診察室だから大丈夫ですけどね。
 カーテンすれば外から見えませんから」

 医師の気配りを耳にしながら、真希はベッドに俯せで寝転がった。
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