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School Girl
第6章 白衣
「これは診察…ですからね」
言葉と噛み合っていない行為。
真希は固く瞳を閉じ、強張って動かないカラダを恨めしがる。
押さえ付けられている訳でもなく、いくら小柄な体型でも逃げられる筈だった。
逃げる事が不可能でも、叫んで助けを求める事は可能。
それを、蘇った記憶の恐怖感と、ワレメを擦る医師の指に因って封じられていた。
…何で…真希……こんな目に………
‘グイグイ’と指が押し付けられる度に尻が跳ね、クチから微かな声が洩れる。
刺激がカラダ中に拡散していく。
「も…もう…止め………」
クチだけで抵抗の意志を見せる真希だったが、それで止まる筈はなかった。
…もう……ヤられ…ちゃう………
半ば諦めが脳裏を過ぎった時だった。
「…医師【センセイ】?」
カーテン越しに看護師の声が飛び込んできた。