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【お題小説】浴衣姿のパートさん(13ページ完結)
第1章 【夏風邪】
えっ?
と思ってるうちにいつの間にか立花さんの顔が急接近
吸い込まれるように唇を重ねてしまいました
チョンチョンとしてから、ふんわり当てているカンジ
それまで勢いに流されていたボクですが、久し振りの女性との接触に身体の奥から疼くものがあります
突然、どこからともなく獣の血が騒ぐというか
こみあがってくるものがあるのです
何度か唇を重ねていくうちに立花さんはこちらの腕の中にすっぽりおさまり、身体を密着させてきました
浴衣の薄い生地のせいなのか
妙にやわらかい感触です
彼女の腰に手をやると、浴衣の生地越しに立花さんの女性らしいふんわりとした身体が伝わり、よくこんな薄い布生地1枚を羽織っただけで外を歩けるものだと感心してしまいました
それぐらい、浴衣って無防備なんですね
触りたい欲望に駆られながらも
“いやいや、焦るな!着物なんて脱がせてしまったら着付け出来るのか?
着崩して帰らせたら旦那さんが怒鳴り込んでくるんじゃないのか?”
と余計な事を考えてしまい、なかなか先へ進みませんでした
立花さんからすればその奥手なボクの行動が、せっかちたったサトル君と対照的に思えてしまうようです
先に触ってきたのは立花さんのほうからでした
「ずっと寝てたからひとりでシテなかったんじゃないのぉ?? 溜まってるんだったら手伝ってあげよぅかぁ??」
立花さんの指はそのままボクのハーフパンツの裾から指を這わせてきました