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何度タイムリープしても……初恋の幼馴染は誰かに純潔を奪われる
第7章 アイドルの闇オークション
それから10分後。

心結は泣き止んだようで、優斗と一緒に会場に戻ってきた。

ステージではなく、優斗から案内されて、ソファの横に立った心結。

優斗がパソコンやマイクのある位置に戻ると、マイクの声が会場に響いた。

「お見苦しい姿を見せてすいませんでした。
これより心結のフェラチオショーを行いたいと思います。
一人ずつソファに座って頂いて、心結からご奉仕させて頂きます。
今日のところはそれでお許しくださいっ
心結のご奉仕が終わり次第、一人ずつ退場お願いします」

大人達はブツブツと言いながら、スマホを置く。

「泣いてて可哀想だったしな……」

「さっきの心結ちゃん……可哀想だったから、今回は仕方ないか……」

心結を心配しているようで、どこか嬉しそうにしている空気が漂っていた。

そして優斗のマイクの声が会場に響く。

「本日の1番目は、一番左にいる若い男の子ですっ!!ズボンとパンツを脱いでソファへどうぞっ!!」

「へっ?おれ……?」

智樹は情けない、ひ弱な声で言った。

会場の男達がざわつき、「なんでアイツが鍵開けなんだ?」という冷たい視線を浴びる中で、ズボンとパンツを脱ぐ智樹。

俺は何をしてるんだ……

本当にこれでいいのか……?

そんな事を考えながら、智樹は高級そうなソファに座った。

「心結ちゃん……よろしくお願いします……」

緊張した様子の智樹の足元に、膝まづいた心結が、ニコッと微笑んで目を合わせてきた。

「心結ちゃん……?ココでいいよ?」

ファンからの呼び方がココなのか……?

それとも懐かしいと言っていた、心結の記憶に関係あるのか……?

モヤモヤする気持ちを押さえながら、心結を見下ろしていた。

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