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何度タイムリープしても……初恋の幼馴染は誰かに純潔を奪われる
第2章 演劇部の部長ー涼ー

「 イチャイチャしやがってーっ!!」
智樹は少し清々しい気持ちさえ感じながら、羨ましそうに見つめていた。
するとミサは智樹の観察が趣味と言わんばかりに言った。
「フフっ……あのくらいのキスで目を反らすなんて。貴方だってあのくらいのキスなら、ココちゃんと経験あるでしょ?涼が凄いのはここからなんだから……」
大笑いしたいのを堪えているようなミサが腹立つが、涼の凄さとは何なのか?気になってしまって、画面に目を移す。
「俺、最近彼女と別れたんだ……」
「あ……そうなんですね……」
「だから俺も心結の寂しさが少しくらいわかるっていうか……」
そんな話をしている二人は、どことなく気まずい空気感を漂わせている。
「心結は俺とキスなんて……嫌だったよね……?」
心結は何も答えないが、少し時間を置いて首を数回横に振った。
優しくて純粋な心結の性格から考えても、
「嫌でした」
なんて言えるはずが、ないのだから。
智樹は少し清々しい気持ちさえ感じながら、羨ましそうに見つめていた。
するとミサは智樹の観察が趣味と言わんばかりに言った。
「フフっ……あのくらいのキスで目を反らすなんて。貴方だってあのくらいのキスなら、ココちゃんと経験あるでしょ?涼が凄いのはここからなんだから……」
大笑いしたいのを堪えているようなミサが腹立つが、涼の凄さとは何なのか?気になってしまって、画面に目を移す。
「俺、最近彼女と別れたんだ……」
「あ……そうなんですね……」
「だから俺も心結の寂しさが少しくらいわかるっていうか……」
そんな話をしている二人は、どことなく気まずい空気感を漂わせている。
「心結は俺とキスなんて……嫌だったよね……?」
心結は何も答えないが、少し時間を置いて首を数回横に振った。
優しくて純粋な心結の性格から考えても、
「嫌でした」
なんて言えるはずが、ないのだから。

