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何度タイムリープしても……初恋の幼馴染は誰かに純潔を奪われる
第2章 演劇部の部長ー涼ー

そこで涼は心結の顔を覗き込んで、目を見つめた。
「もし嫌じゃなかったら……もう一度キスしたいな……?」
すると心結はコクッと小さく頷いて、目を閉じたまま、唇を上向かせていく。
キスだけなら……
今日も優しくしてもらってるし……
強く抵抗して涼さんに嫌われたくないから……
心結は押しに弱くて、キスをしてしまった自分への言い訳を作っていく。
そんな心結の顎を指先で支えて、もう一度唇を重ねた。
ちゅっ……ぴちゅ……ちゅっ……
二人の耳に大きく響くキスの音色。
心結の唇の隅々まで、何度もキスを重ねていく熱いキスだった。
「ん……ちゅっ……ちゅっ……んぅ……」
少し息苦しそうな心結も、自ら涼の唇を求めるように、微かに唇を動かしていた。
涼が唇を離すと、少し照れ臭そうにしている心結を、真っ直ぐ見つめて呟く。
「ねぇ……舌を出してくれる?」
心結はもう一度目を閉じて、涼に向かってペロッと舌を出した。
そこへ涼が舌を絡めていく。
涼が心結の口内を舌で侵し、心結もそれに応えるように、辿々しいながらも、涼の舌の動きに合わせて絡めていた。
お互いが求め合うような熱くて深いディープキスに、心結は目をうっとりとさせたまま、涼が背中に回した手に、ゆっくりと身を預けていく。

