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何度タイムリープしても……初恋の幼馴染は誰かに純潔を奪われる
第10章 3度目のタイムリープ~メンチカ編~

次の日の朝。
智樹が学校に到着し、席につくと心結が嬉しそうに走り寄ってきた。
「ねぇっ!! 見てみて~?」
スマホケースの裏を指さして、輝くような笑顔を浮かべていた。
そこには、心結と玲音のツーショットプリクラが挟まれていた。
「頑張って5万円貯めてよかった~。超幸せだったっ!!」
昨日のライブの終わりに、心結が玲音とプリクラデートに行ったのだろう。
心結の幸せそうな笑顔は、智樹の想像を遥かに越えていた。
「二人きりでプリクラを撮ったんだ~。
ん~? 15分くらいのデートになるのかな?
手を繋いで、近くのゲームセンターまで行って、プリクラを撮って……あ~、幸せ過ぎる~っ!!」
智樹はそんな話を聞きながら、苦笑いを浮かべて、心結を席から見上げていた。
こんなに恋してることを話す奴だったっけ……?
ココって……
苦笑いしている智樹を無視して、まだ話し足りない心結はさらに続ける。
「あと半月の間に5万円用意できたら、30分の店内VIPルームデートができるんだけど、いつもこれ以上は無理なんだよね……」
少し寂しそうな表情をした心結。
月に5万円の推し活資金。
それが現実的な高校生の推し活で、これ以上は望めないということだろう。
智樹は安堵した表情を見せて、ニコッと微笑んだ。
「ココは高校生なんだから、プリクラデートで充分じゃない?」
「えーっ!! 無理かも~。もっと玲音様に近付きたいもんっ!!」
心結は玲音との夢の時間に夢中になっており、子供のように目を輝かせた。
今時、日払いのフリーランスのような仕事はたくさんあるが、学生が稼げる額にも限界がある。
無理なものは無理だろうと智樹は思っていた。
智樹が学校に到着し、席につくと心結が嬉しそうに走り寄ってきた。
「ねぇっ!! 見てみて~?」
スマホケースの裏を指さして、輝くような笑顔を浮かべていた。
そこには、心結と玲音のツーショットプリクラが挟まれていた。
「頑張って5万円貯めてよかった~。超幸せだったっ!!」
昨日のライブの終わりに、心結が玲音とプリクラデートに行ったのだろう。
心結の幸せそうな笑顔は、智樹の想像を遥かに越えていた。
「二人きりでプリクラを撮ったんだ~。
ん~? 15分くらいのデートになるのかな?
手を繋いで、近くのゲームセンターまで行って、プリクラを撮って……あ~、幸せ過ぎる~っ!!」
智樹はそんな話を聞きながら、苦笑いを浮かべて、心結を席から見上げていた。
こんなに恋してることを話す奴だったっけ……?
ココって……
苦笑いしている智樹を無視して、まだ話し足りない心結はさらに続ける。
「あと半月の間に5万円用意できたら、30分の店内VIPルームデートができるんだけど、いつもこれ以上は無理なんだよね……」
少し寂しそうな表情をした心結。
月に5万円の推し活資金。
それが現実的な高校生の推し活で、これ以上は望めないということだろう。
智樹は安堵した表情を見せて、ニコッと微笑んだ。
「ココは高校生なんだから、プリクラデートで充分じゃない?」
「えーっ!! 無理かも~。もっと玲音様に近付きたいもんっ!!」
心結は玲音との夢の時間に夢中になっており、子供のように目を輝かせた。
今時、日払いのフリーランスのような仕事はたくさんあるが、学生が稼げる額にも限界がある。
無理なものは無理だろうと智樹は思っていた。

