この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
何度タイムリープしても……初恋の幼馴染は誰かに純潔を奪われる
第10章 3度目のタイムリープ~メンチカ編~
次の日の朝。

智樹が学校に到着し、席につくと心結が嬉しそうに走り寄ってきた。

「ねぇっ!! 見てみて~?」

スマホケースの裏を指さして、輝くような笑顔を浮かべていた。

そこには、心結と玲音のツーショットプリクラが挟まれていた。

「頑張って5万円貯めてよかった~。超幸せだったっ!!」

昨日のライブの終わりに、心結が玲音とプリクラデートに行ったのだろう。

心結の幸せそうな笑顔は、智樹の想像を遥かに越えていた。

「二人きりでプリクラを撮ったんだ~。
ん~? 15分くらいのデートになるのかな?
手を繋いで、近くのゲームセンターまで行って、プリクラを撮って……あ~、幸せ過ぎる~っ!!」

智樹はそんな話を聞きながら、苦笑いを浮かべて、心結を席から見上げていた。

こんなに恋してることを話す奴だったっけ……?

ココって……

苦笑いしている智樹を無視して、まだ話し足りない心結はさらに続ける。

「あと半月の間に5万円用意できたら、30分の店内VIPルームデートができるんだけど、いつもこれ以上は無理なんだよね……」

少し寂しそうな表情をした心結。

月に5万円の推し活資金。
それが現実的な高校生の推し活で、これ以上は望めないということだろう。

智樹は安堵した表情を見せて、ニコッと微笑んだ。

「ココは高校生なんだから、プリクラデートで充分じゃない?」

「えーっ!! 無理かも~。もっと玲音様に近付きたいもんっ!!」

心結は玲音との夢の時間に夢中になっており、子供のように目を輝かせた。

今時、日払いのフリーランスのような仕事はたくさんあるが、学生が稼げる額にも限界がある。

無理なものは無理だろうと智樹は思っていた。

/405ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ