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何度タイムリープしても……初恋の幼馴染は誰かに純潔を奪われる
第10章 3度目のタイムリープ~メンチカ編~

その日の夕方。
智樹はプリンスロードの店内で接客をする予定だった。
店にやって来た女の子に対して、智樹は優雅に片膝をついて挨拶をする。
「今日はプリンスロードへお越しくださり、ありがとうございます。お姫様……」
静かに女の子の手を取り、名刺を渡す。
その瞬間、どこかで聞いた甘ったるい声が耳に入った。
「智樹くんっていうんだ~?可愛いね。弟っぽいキャラもタイプだよ~」
その甘ったるい声に思わず顔を上げると、目の前には見覚えのある笑顔があった。
「初めまして~。私、姫っていうの~。
これからずっと智樹くんを推すから、覚えてくれるかな~?」
一瞬、智樹の表情が強張る。
彼女は、この前の世界線の時に、心結のアイドルグループに所属していた[ふらっと#らぶ]のピンク担当の姫だ。
22歳の小柄なツインテールの似合う愛らしいルックス。
しかし空気が読めず、ホストに貢ぐ金ほしさに、心結を売り飛ばした悪魔。
だが、こっちの世界線では何も関係ない。
智樹はすぐに冷静さを取り戻し、姫の目を見つめながら答えた。
「こんなに可愛いお姫様を、1度見たら忘れたりしませんよ。こちらこそよろしくお願いします」
心の中で複雑な感情が渦巻くが、智樹はプロのアイドルとして笑顔を絶やさないようにつとめた。
智樹はプリンスロードの店内で接客をする予定だった。
店にやって来た女の子に対して、智樹は優雅に片膝をついて挨拶をする。
「今日はプリンスロードへお越しくださり、ありがとうございます。お姫様……」
静かに女の子の手を取り、名刺を渡す。
その瞬間、どこかで聞いた甘ったるい声が耳に入った。
「智樹くんっていうんだ~?可愛いね。弟っぽいキャラもタイプだよ~」
その甘ったるい声に思わず顔を上げると、目の前には見覚えのある笑顔があった。
「初めまして~。私、姫っていうの~。
これからずっと智樹くんを推すから、覚えてくれるかな~?」
一瞬、智樹の表情が強張る。
彼女は、この前の世界線の時に、心結のアイドルグループに所属していた[ふらっと#らぶ]のピンク担当の姫だ。
22歳の小柄なツインテールの似合う愛らしいルックス。
しかし空気が読めず、ホストに貢ぐ金ほしさに、心結を売り飛ばした悪魔。
だが、こっちの世界線では何も関係ない。
智樹はすぐに冷静さを取り戻し、姫の目を見つめながら答えた。
「こんなに可愛いお姫様を、1度見たら忘れたりしませんよ。こちらこそよろしくお願いします」
心の中で複雑な感情が渦巻くが、智樹はプロのアイドルとして笑顔を絶やさないようにつとめた。

