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何度タイムリープしても……初恋の幼馴染は誰かに純潔を奪われる
第10章 3度目のタイムリープ~メンチカ編~

智樹がドリンクを用意しにバックヤードへ入ると、そこにはオシャレで、華やかなカフェの雰囲気からは想像もつかない、荒々しい男の世界が広がっていた。
その一角に、マフィアのような雰囲気を漂わせるスーツ姿の男が腕を組んで立っていた。
鋭い目つきに、帽子を深くかぶった姿。
どう見ても普通の経営者ではない。
この男こそ、プリンスロードのオーナー。
複数のホストクラブを経営しており、高級なホストクラブから、少しランクを落とした新たな色恋商売として、メンズ地下アイドルの場を作り出したのだ。
バックヤードでは、ACEプリンスのリーダーでもあり、店長の玲音が、オーナーの前で後輩グループのZONEプリンスのメンバーを叱りつけていた。
彼の声が冷たい怒気を帯び、空気を凍りつかせる。
「お前、今月何本取った?」
この本数とは1本が10万円。
100ポイントのカードを集めた客が何人いるか?という話。
500ポイント集めて、2時間デートをする客がいれば、5本と呼ばれる。
ホストクラブの太客の毎月100万円以上使ってくれる人を集める。というのと構造は全く同じだ。
玲音の問いに、後輩のアイドルは俯きながら答える。
「す、すいません……まだ1本です……」
玲音はその言葉を聞くや否や、隣にあったパイプ椅子を蹴り上げ、金属が壁にぶつかる音が響く。
「ふざけるなよっ!!お前、ここに来て半年だろっ!!ZONEプリンスの最年長だろっ!?女なんてな、恋愛感情をちらつかせてやりゃ、いくらでも金を払うんだっ!!それがわかんねえのかっ!?」
玲音の怒声が冷たく突き刺さり、智樹はその光景から思わず視線を逸らした。
心の中で、智樹は苦い思いが込み上げるのを感じる。
こんな男と、ココはプリクラデートをしたのか……
本当に大丈夫だったのか……?
その一角に、マフィアのような雰囲気を漂わせるスーツ姿の男が腕を組んで立っていた。
鋭い目つきに、帽子を深くかぶった姿。
どう見ても普通の経営者ではない。
この男こそ、プリンスロードのオーナー。
複数のホストクラブを経営しており、高級なホストクラブから、少しランクを落とした新たな色恋商売として、メンズ地下アイドルの場を作り出したのだ。
バックヤードでは、ACEプリンスのリーダーでもあり、店長の玲音が、オーナーの前で後輩グループのZONEプリンスのメンバーを叱りつけていた。
彼の声が冷たい怒気を帯び、空気を凍りつかせる。
「お前、今月何本取った?」
この本数とは1本が10万円。
100ポイントのカードを集めた客が何人いるか?という話。
500ポイント集めて、2時間デートをする客がいれば、5本と呼ばれる。
ホストクラブの太客の毎月100万円以上使ってくれる人を集める。というのと構造は全く同じだ。
玲音の問いに、後輩のアイドルは俯きながら答える。
「す、すいません……まだ1本です……」
玲音はその言葉を聞くや否や、隣にあったパイプ椅子を蹴り上げ、金属が壁にぶつかる音が響く。
「ふざけるなよっ!!お前、ここに来て半年だろっ!!ZONEプリンスの最年長だろっ!?女なんてな、恋愛感情をちらつかせてやりゃ、いくらでも金を払うんだっ!!それがわかんねえのかっ!?」
玲音の怒声が冷たく突き刺さり、智樹はその光景から思わず視線を逸らした。
心の中で、智樹は苦い思いが込み上げるのを感じる。
こんな男と、ココはプリクラデートをしたのか……
本当に大丈夫だったのか……?

