この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
何度タイムリープしても……初恋の幼馴染は誰かに純潔を奪われる
第11章 魅惑のVIPルームデートー姫ー

いい感じで進められている。
そう思った瞬間、玲音の指示が再び響く。
『もっと甘やかせ。『お姫様が世界で一番可愛い』って言え。女を言いなりにさせていくんだっ』
智樹は人を騙すような事はしたくない。
胸の奥に罪悪感が疼くのを感じつつ、指示通りに姫の目をじっと見つめた。
「世界で一番可愛いお姫様……僕……大好きです……」
姫の顔が少し赤く染まり、智樹の言葉に酔いしれている様子だった。
「本当に?そんな風に思ってくれてるの?」
「もちろんです。こんなに素敵な時間を過ごせるのは、お姫様のおかげですから」
姫が智樹の腕の中で寄り添い、智樹の肩に頭を乗せて甘えるように囁く。
「ねぇ、智樹くん……もっと姫のこと、甘やかしてほしいなぁ。姫は智樹くんになら、どんな風にされても……いいよ?」
智樹の心が一瞬ざわつき、姫の体温と甘い声が耳に響き渡る。
だがその時、思い浮かんだのは心結の姿だった。
昨日のプリクラデート……
心結もこうして甘い言葉を囁かれたんだろうか……?
玲音さんにどんなふうに甘やかされていったのか……
そんな想像が頭をよぎる。
智樹は胸の奥に嫉妬の苦しさが湧き上がると同時に、心のどこかで、その姿を知りたい。という奇妙な興奮を感じてしまっていた。
これまでに何度もミサに、心結の処女喪失の様子を、見せつけられたのに。

