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何度タイムリープしても……初恋の幼馴染は誰かに純潔を奪われる
第11章 魅惑のVIPルームデートー姫ー

いい感じで進められている。
そう思った瞬間、玲音の指示が再び響く。

『もっと甘やかせ。『お姫様が世界で一番可愛い』って言え。女を言いなりにさせていくんだっ』

智樹は人を騙すような事はしたくない。
胸の奥に罪悪感が疼くのを感じつつ、指示通りに姫の目をじっと見つめた。

「世界で一番可愛いお姫様……僕……大好きです……」

姫の顔が少し赤く染まり、智樹の言葉に酔いしれている様子だった。

「本当に?そんな風に思ってくれてるの?」

「もちろんです。こんなに素敵な時間を過ごせるのは、お姫様のおかげですから」

姫が智樹の腕の中で寄り添い、智樹の肩に頭を乗せて甘えるように囁く。

「ねぇ、智樹くん……もっと姫のこと、甘やかしてほしいなぁ。姫は智樹くんになら、どんな風にされても……いいよ?」

智樹の心が一瞬ざわつき、姫の体温と甘い声が耳に響き渡る。

だがその時、思い浮かんだのは心結の姿だった。

昨日のプリクラデート……

心結もこうして甘い言葉を囁かれたんだろうか……?

玲音さんにどんなふうに甘やかされていったのか……

そんな想像が頭をよぎる。

智樹は胸の奥に嫉妬の苦しさが湧き上がると同時に、心のどこかで、その姿を知りたい。という奇妙な興奮を感じてしまっていた。

これまでに何度もミサに、心結の処女喪失の様子を、見せつけられたのに。


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