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何度タイムリープしても……初恋の幼馴染は誰かに純潔を奪われる
第12章 智樹の初体験ー姫ー
照れくささを隠せない智樹が、言葉に詰まりながらも一生懸命返すと、姫は優しく笑いながら彼の手を取って、自分の胸元にそっと添えた。

「ん~?遠い未来でもないと思うよ。ZONEプリンスでトップを狙うなら、女の子の扱い方を覚えないとね?」

これは何もセックスのテクニックだけではない。
チェキ撮影、店内での接客にも通ずるものがある。

「はい。頑張って覚えます。よろしくお願いします……」

「じゃあもう一度、姫の体に触れてみて?相手の気持ちを感じながら優しく……」

姫の手に導かれながら、智樹はぎこちなくも少しずつ手を動かし、胸の柔らかい感触を確かめるように触れていく。

手のひらで優しく撫で回し、指に触れる姫の乳首が少しずつ固くなっているのを感じながら。

くっついた時の感覚……

少し甘える様子……

ココに似てる……

ココを守るために来たのに……

俺は何をしているんだろう……

小柄な姫が、心結と重なって見えてしまう時がある。
細身の体型も、胸の膨らみも、なんとなく似ているのだから。

姫のうっとりとした柔らかな表情に、智樹は安心感を抱きながら、姫の可愛らしさへの愛情と、心結の深い思い出が交錯する不思議な感情を覚えていた。

「ん……んっ……姫の事を好きって言って……?智樹くんの頭の中を……姫でいっぱいにして……」

「大好きですよ……お姫様……」

智樹はそう返したが、姫はやっぱり気付いたのだろう。

芸能界で長い時間を過ごして、大人の顔色を伺って生きてきた姫の観察力は、智樹の心にいる他の女の子の事も見抜いているようだった。

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