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何度タイムリープしても……初恋の幼馴染は誰かに純潔を奪われる
第12章 智樹の初体験ー姫ー
しばらくすると、姫が智樹に向かって体重をかけて、ベッドへ寝かせた。

そして姫は智樹の体に覆い被さるようにして、耳元で囁く。

「この先、誰と2時間デートしても恥ずかしくないように、姫ちゃんが見本を見せてあげるからね……?
だから……姫の事をちゃんと見てて……?」

見本を見てほしい。というよりも、姫の言葉には「自分を愛してほしい」という深い願いが滲んでいるように思えてならない。

しかし、智樹の視界にふと浮かぶのは、幼いころから共に過ごしてきた心結の姿だった。

心結と重ねて見ている姫が、唇から首筋、鎖骨、そして胸へとキスを落としていく。

ちゅっ…………ちゅっ……ちゅっ………

姫のキスによって全身がゾクゾクとして、敏感になっていく智樹は、姫の頭に手をそっと乗せて呟いた。

「……お姫様……本当に……僕で良いんですか?」

小さく囁いた言葉は、姫への問いであると同時に、自分自身への問いでもあるように感じた。



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