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何度タイムリープしても……初恋の幼馴染は誰かに純潔を奪われる
第13章 月末の売り上げバトル

ある日の変貌を遂げた智樹の様子。
小さなライブハウスで行われた、メンチカのフェスの特典会場。
知名度の低い新人グループのZONEプリンスとチェキを撮ってくれるファンは、新規無料特典の人を足しても数十人。
智樹に並んでくれるのは、せいぜい2、30人である。
「ACE推しなんだけど、智樹くんが凄く可愛かったから、1度来てみたよ」
そう挨拶したのは、無料特典券を手にした30代半ばのOLといった感じの女性だった。
紺色の制服で、会社の事務員という格好。
新人グループのメンバーとチェキを撮ってくれる大半のファンは、他のグループのファンである。
智樹から見れば、親とさほど変わらない年齢の女性に向けて、優雅に膝をついて、彼女の手を取ると挨拶をした。
「いつも先輩の応援ありがとうございます。智樹です。よろしくお願いします……」
そして彼女を見上げて、目を見つめて話す智樹。
「お姫様はどのようなポーズのチェキをお望みですか?」
「ん~?じゃあバックハグでお願いしよっかな?」
「承知しました。
その服装可愛らしいですね?
僕、そういう大人っぽいお姫様がタイプなんですよね。
優しそうな雰囲気で、素敵ですよ……」
その言葉だけで彼女の顔色が、可愛い子供を見る目から、女の目に変わるのが、感じられた。
小さなライブハウスで行われた、メンチカのフェスの特典会場。
知名度の低い新人グループのZONEプリンスとチェキを撮ってくれるファンは、新規無料特典の人を足しても数十人。
智樹に並んでくれるのは、せいぜい2、30人である。
「ACE推しなんだけど、智樹くんが凄く可愛かったから、1度来てみたよ」
そう挨拶したのは、無料特典券を手にした30代半ばのOLといった感じの女性だった。
紺色の制服で、会社の事務員という格好。
新人グループのメンバーとチェキを撮ってくれる大半のファンは、他のグループのファンである。
智樹から見れば、親とさほど変わらない年齢の女性に向けて、優雅に膝をついて、彼女の手を取ると挨拶をした。
「いつも先輩の応援ありがとうございます。智樹です。よろしくお願いします……」
そして彼女を見上げて、目を見つめて話す智樹。
「お姫様はどのようなポーズのチェキをお望みですか?」
「ん~?じゃあバックハグでお願いしよっかな?」
「承知しました。
その服装可愛らしいですね?
僕、そういう大人っぽいお姫様がタイプなんですよね。
優しそうな雰囲気で、素敵ですよ……」
その言葉だけで彼女の顔色が、可愛い子供を見る目から、女の目に変わるのが、感じられた。

