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何度タイムリープしても……初恋の幼馴染は誰かに純潔を奪われる
第13章 月末の売り上げバトル
智樹が変貌を遂げた後の、ある日の夜のプリンスロード。

心結はVIPルームまでの50ポイントは諦めつつも、店にはたまに通っていた。

夜の8時頃。

そろそろお目当ての玲音がライブから戻ってくる時間だ

毎回ライブには行けない心結は、店内でドリンクを注文して待っていた。

「お待たせしました。お姫様。オレンジジュースをお持ちしました」

そう言って笑顔を見せたのは、智樹だった。

「だんだん王子様らしくなってきたね。似合ってるよ」

と心結はクスッと笑って話しかける。

「ありがとうございます、お姫様……」

「最近、智樹くんVIPルームデートが多いよね?2時間デートもしてるみたいじゃん?凄く人気出てきたね?」

「おかげさまで少しずつですが、人気が出てきてますね」

王子様になりきっている智樹に、心結が手招きして、「ちょっと耳を貸して?」と言ってきたので、口元に耳を近づける。

「智樹くんってさ、ファンの子と繋がったりしてる?」

この繋がるとは、ファンと恋人関係になることを意味している。

「いえ、皆様を平等に扱ってますから……」

智樹は少し驚きながら答えた。
ファンと恋人関係になるなんて、契約違反であり、即クビになるリスクがあるからだ。

「ちょっと聞きたいんだけど、これまでに誰かと繋がりたいって思ったことある?」

「それは玲音さんが黙ってないですよ。それに、繋がりは即クビ案件ですからね?」

すると心結も冗談ぽく笑って、こんなことを尋ねてくる。

「もしもだよ?万が一、私が智樹くんに推し変したら、繋がりたいって思う?」

これは玲音と心結が繋がれる可能性はあるのか?という質問に聞こえた。

「僕は繋がる気持ちなんて一切ないですけど、玲音さんなら頑張ればあるかもしれませんね?」

玲音は絶対に繋がってはいけない相手であり、積める金もない高校生の心結を相手にしないだろう。

そう思ったが、心結の夢を壊さないように言ったつもりだった。


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