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何度タイムリープしても……初恋の幼馴染は誰かに純潔を奪われる
第13章 月末の売り上げバトル

智樹のこの世界線の記憶。
小学6年生の秋ーーー
教室の席で、心結はランドセルにつけたメジャーなアイドルの写真のキーホルダーを見つけられ、数人のクラスメイトからアイドルオタクと冷やかされていた。
「まだアイドルオタクしてんだ?」
「そんなアイドルグループにハマるなんて、意味わかんないよね?」
「うちのママと同じ歳とか、ウケるんだけど~っ」
テレビでよく見る人気アイドルで、顔は可愛いが32歳という年齢もあり、小学生の親のような年齢が、笑い者にされる原因だった。
席に集まった男子や女子が、心結に意地悪く笑いかけ、彼女は恥ずかしそうに俯きながら、言い返すこともできないで黙ったまま。
そんな時、後ろの席にいた智樹が声を上げた。
「そのアイドル、かっこいいよな?テレビでよく見るけど、すごい人気だし、別にいいんじゃない?」
思いがけない智樹の言葉に、心結は驚いて後ろを振り返った。
智樹は何事もなかったように続ける。
「俺もアイドルグループに入ってみたいなー。って思うくらい、かっこいいって思うからさ」
そんな突然の反論に、周りの空気を変えた。
クラスメイトたちは、気まずそうにそれぞれの席に戻り、冷やかしも収まった。
心結は、智樹の一言に救われたように感じ、少しずつ笑顔を取り戻していった。
「ありがとう。智樹くん…」
小さな声で呟きながら、彼の存在が自分にとってどれほど心強いものかを実感したのだった。
小学6年生の秋ーーー
教室の席で、心結はランドセルにつけたメジャーなアイドルの写真のキーホルダーを見つけられ、数人のクラスメイトからアイドルオタクと冷やかされていた。
「まだアイドルオタクしてんだ?」
「そんなアイドルグループにハマるなんて、意味わかんないよね?」
「うちのママと同じ歳とか、ウケるんだけど~っ」
テレビでよく見る人気アイドルで、顔は可愛いが32歳という年齢もあり、小学生の親のような年齢が、笑い者にされる原因だった。
席に集まった男子や女子が、心結に意地悪く笑いかけ、彼女は恥ずかしそうに俯きながら、言い返すこともできないで黙ったまま。
そんな時、後ろの席にいた智樹が声を上げた。
「そのアイドル、かっこいいよな?テレビでよく見るけど、すごい人気だし、別にいいんじゃない?」
思いがけない智樹の言葉に、心結は驚いて後ろを振り返った。
智樹は何事もなかったように続ける。
「俺もアイドルグループに入ってみたいなー。って思うくらい、かっこいいって思うからさ」
そんな突然の反論に、周りの空気を変えた。
クラスメイトたちは、気まずそうにそれぞれの席に戻り、冷やかしも収まった。
心結は、智樹の一言に救われたように感じ、少しずつ笑顔を取り戻していった。
「ありがとう。智樹くん…」
小さな声で呟きながら、彼の存在が自分にとってどれほど心強いものかを実感したのだった。

