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何度タイムリープしても……初恋の幼馴染は誰かに純潔を奪われる
第13章 月末の売り上げバトル

「ねぇ。姫の事も大事にしなきゃダメだけど、好きな人の事も、大事にしなきゃダメだよ?
ほらっ!!行っちゃえーーーっ!!」
智樹は姫に強く背中を押されて、心結を引き止めるために玲音と心結の後を追いかけた。
「すいません。行ってきますっ!!」
こうして追いかけた先で、二人が立ち止まったのは、きらめき女学園の受付前だった。
「おっ!智樹?どうしたんだよ、そんなに慌てて?」
心結と智樹の間柄を知らない玲音は、普段通りの表情で問いかけてくる。
心結は小さく呟きながら、泣きそうな顔で智樹を見つめていた。
「智樹くん……」
ココ……
今回こそ助けてやるからな……
智樹は勇気を振り絞り、玲音に頭を下げる。
「玲音さん、ココを返してください。お金なら、僕が払いますから……お願いします」
智樹の切実な頼みに、玲音は一瞬驚いたようだったが、すぐに声を上げて大笑いした。
「アハハッ!!お前、コイツのことが好きだったのか?」
「そういうわけじゃないですけど……大切な友達なんです」
心結は玲音が好き。自分には興味ない。その思い込みが邪魔をした。
いや、そんなモテない男の言い訳ではない。
いくつもの言葉の選択肢がある中で、それを選んだのは、
好きと言える資格なんてない。
無意識にそう感じたからだった。
ほらっ!!行っちゃえーーーっ!!」
智樹は姫に強く背中を押されて、心結を引き止めるために玲音と心結の後を追いかけた。
「すいません。行ってきますっ!!」
こうして追いかけた先で、二人が立ち止まったのは、きらめき女学園の受付前だった。
「おっ!智樹?どうしたんだよ、そんなに慌てて?」
心結と智樹の間柄を知らない玲音は、普段通りの表情で問いかけてくる。
心結は小さく呟きながら、泣きそうな顔で智樹を見つめていた。
「智樹くん……」
ココ……
今回こそ助けてやるからな……
智樹は勇気を振り絞り、玲音に頭を下げる。
「玲音さん、ココを返してください。お金なら、僕が払いますから……お願いします」
智樹の切実な頼みに、玲音は一瞬驚いたようだったが、すぐに声を上げて大笑いした。
「アハハッ!!お前、コイツのことが好きだったのか?」
「そういうわけじゃないですけど……大切な友達なんです」
心結は玲音が好き。自分には興味ない。その思い込みが邪魔をした。
いや、そんなモテない男の言い訳ではない。
いくつもの言葉の選択肢がある中で、それを選んだのは、
好きと言える資格なんてない。
無意識にそう感じたからだった。

