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何度タイムリープしても……初恋の幼馴染は誰かに純潔を奪われる
第13章 月末の売り上げバトル
智樹の脳裏に、幼い頃の記憶がよみがえった。

3歳くらい記憶ーーー

智樹の隣には、3歳くらいの小さな心結がいる。

ツインテールにしていて、この頃でも可愛い。

これまでの世界線に存在しなかった、全く覚えのない記憶。

そんな幼い頃の記憶はなくて当然だ。

薄暗い白い壁の個室。

二人はベッドに座り、真ん中には中学生くらいの年頃のお姉さんがいる。

彼女の顔はよく見えず、声もよくわからないが、記憶がはっきりする年頃には、もう近くにいなかった人なのだろう。

「ココちゃんは泣き虫だから、智樹くんが守ってあげるんだよ?」

優しくそう告げてから、お姉さんは智樹と心結をそっと抱き上げた。

「二人のこと……いつまで見守れるのかな……」

その言葉に、どこか切ない響きがあった。

ここは、きっと病院の個室。

このお姉さんは、遠くの病院に引っ越したのかもしれないし、亡くなってしまったのかもしれない。

しかし、彼女が誰なのかも、なぜこんな記憶がよみがえったのかもわからない。

心結もこんな年上のお姉さんの話をしたことはない。

この記憶がどの世界線のものなのか、思い出せないまま、姫が最後に言った『お金で解決しようとしてもダメ……しっかり……』その言葉が頭に浮かんだ。

しっかり……?

何だろ……?

しっかりしなさい……?

その話し方ならミサじゃないか……

姫の言葉の続きを考えていたその瞬間、電気が全身に走った。

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