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何度タイムリープしても……初恋の幼馴染は誰かに純潔を奪われる
第15章 イメクラの講習ーサトル店長ー
痴漢電車の部屋で、つり革に掴まる心結に、透明人間役のサトル店長が、背後から密着してくる。

そして耳元で囁いてくる低い声は、心結の脳に直接働きかけてくるように感じた。

まるで催眠術のように。

「ここは、満員電車。数人の人が心結ちゃんを見てる……」

演劇部で鍛えられたであろう想像力が、心結の中にはっきりと、その映像を浮かび上がらせる。

サトル店長が背後からブレザーの中へ手を忍び込ませ、ブラウス越しの胸を撫で回してきた。

「ひゃっ……」

また悲鳴にも似た声を上げて、体をピクッと震わせてしまう。

「この子……どうしたのかな?って、チラチラと心結ちゃんの事を周りの人達が見てるよ……?」

「…………」

ゆっくりと。しかし手のひらには、しっかり力がこもったサトル店長の手が、乳房の形を歪ませるほどに、激しく愛撫されていた。

そんな自分に何人もの、いやらしい男達の視線が突き刺さる。

怖いよ……

誰か……助けて……

潤んだ瞳で羞恥に染まった表情を浮かべる心結は、恐怖に震えていたが、耐えられずに、小さく声を発した。

「や、やめてください……離して……ください……」

ただ小動物のような、小柄な心結の脅える様子は、男を興奮させる火種でしかない。

「でも俺の事は誰にも見えていない……ただエッチな顔をしてる変な女の子だと思われちゃうよ……?」

心結は声を押し殺して、何事もない演技をしようと試みた。

「次のテスト……頑張らなきゃ……」

いくら違う人格を作ろうとしても、両手で胸を揉みしだかれては、体が強張ってしまう。

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