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何度タイムリープしても……初恋の幼馴染は誰かに純潔を奪われる
第19章 極秘の撮影現場

心結が深々と頭を下げると、撮影現場の空気が少しだけ和らいだように感じた。
龍一はゆったりとした動作で椅子から立ち上がり、心結に近づく。
スラリとした筋肉質な体。整った顔立ち、その目にはどこか余裕が感じられた。
近づいてくるだけで心結の鼓動は早まり、緊張が一気に全身を駆け巡っていく。
「いい度胸だね。女優に向いてるよ」
龍一は柔らかい笑みを浮かべながら続けた。
「大丈夫だよ。俺がリードするから、心配しないで」
その言葉に少しホッとした心結は、その低い声が耳元に響くたびに、甘えたい気持ちになってしまう。
それは物心がついた頃には、父親がいなかったせいなのかも知れない。
「それじゃあ、準備しようか?」
監督の声が響き、スタッフ達がそれぞれのポジションに散らばる。
龍一が軽く手を差し出すと、心結は戸惑いながらもその手を取った。
大きくて温かい手。
だけどどこか力強い。触れるだけで、彼の存在感が身体に伝わる。
「緊張してる?」
龍一が囁くように聞く。心結は思わず小さく頷いた。
すると、龍一はこのシーンの演技のアドバイスをくれる。
「このシーンは、女刑事が自分の父親を殺した相手を知りたい一心で、悪の組織の男に体を差し出すんだよ。ただ、怖がったり嫌がったりしないのは、こんな男のオモチャになりたくない。というプライド。
だからひとみは、自らキスをしたり、凛々しい様子で抱かれようという演技をしてたんだ」
それを聞いた心結は、自分の体の中に女刑事の役を入れていく。
龍一はゆったりとした動作で椅子から立ち上がり、心結に近づく。
スラリとした筋肉質な体。整った顔立ち、その目にはどこか余裕が感じられた。
近づいてくるだけで心結の鼓動は早まり、緊張が一気に全身を駆け巡っていく。
「いい度胸だね。女優に向いてるよ」
龍一は柔らかい笑みを浮かべながら続けた。
「大丈夫だよ。俺がリードするから、心配しないで」
その言葉に少しホッとした心結は、その低い声が耳元に響くたびに、甘えたい気持ちになってしまう。
それは物心がついた頃には、父親がいなかったせいなのかも知れない。
「それじゃあ、準備しようか?」
監督の声が響き、スタッフ達がそれぞれのポジションに散らばる。
龍一が軽く手を差し出すと、心結は戸惑いながらもその手を取った。
大きくて温かい手。
だけどどこか力強い。触れるだけで、彼の存在感が身体に伝わる。
「緊張してる?」
龍一が囁くように聞く。心結は思わず小さく頷いた。
すると、龍一はこのシーンの演技のアドバイスをくれる。
「このシーンは、女刑事が自分の父親を殺した相手を知りたい一心で、悪の組織の男に体を差し出すんだよ。ただ、怖がったり嫌がったりしないのは、こんな男のオモチャになりたくない。というプライド。
だからひとみは、自らキスをしたり、凛々しい様子で抱かれようという演技をしてたんだ」
それを聞いた心結は、自分の体の中に女刑事の役を入れていく。

