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何度タイムリープしても……初恋の幼馴染は誰かに純潔を奪われる
第20章 映画の試写会

ひとみが演じる女刑事が、親の仇である犯人を捕まえて、映画は終わったのだが、スクリーンに映し出された心結の衝撃的なシーンが智樹の脳裏に焼き付いて離れなかった。
「ココ……なんで、あんなシーンを……許したんだよ……拒否できたよな?抵抗できたよな?カメラマンとか、スタッフとかに助けを求める事もできたんだよなっ?」
今度は心結を救いたい。
そう思って望んだ今回も、実際に目の当たりにすると、怒りとも困惑ともつかない感情が滲み出てしまった。
心結は俯いたまま、か細い声で答える。
「私は……仕事だと思って……」
智樹の声が一気に荒くなる。
「仕事って……あんなの……少し間違えて触れてしまった。って感じじゃなかったよなっ?」
「違うのっ!!……本当に何もなかったから……」
心結の必死な弁解にも、智樹は耳を貸そうとはしなかった。
ミサに何度も見せられた心結の、絶頂に導かれていく姿に演技ではない。と確信していた智樹。
「何もなかったって……だったらなんで、あんな風に……芸能界なんてやめろよっ!!こんなのが仕事だなんて、正気じゃないだろっ!!」
心結は言葉を失い、智樹の怒りを受け止めるしかなかった。
「ココ……なんで、あんなシーンを……許したんだよ……拒否できたよな?抵抗できたよな?カメラマンとか、スタッフとかに助けを求める事もできたんだよなっ?」
今度は心結を救いたい。
そう思って望んだ今回も、実際に目の当たりにすると、怒りとも困惑ともつかない感情が滲み出てしまった。
心結は俯いたまま、か細い声で答える。
「私は……仕事だと思って……」
智樹の声が一気に荒くなる。
「仕事って……あんなの……少し間違えて触れてしまった。って感じじゃなかったよなっ?」
「違うのっ!!……本当に何もなかったから……」
心結の必死な弁解にも、智樹は耳を貸そうとはしなかった。
ミサに何度も見せられた心結の、絶頂に導かれていく姿に演技ではない。と確信していた智樹。
「何もなかったって……だったらなんで、あんな風に……芸能界なんてやめろよっ!!こんなのが仕事だなんて、正気じゃないだろっ!!」
心結は言葉を失い、智樹の怒りを受け止めるしかなかった。

