この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
何度タイムリープしても……初恋の幼馴染は誰かに純潔を奪われる
第21章 スイートルームでの出来事~龍一~
智樹が心結を抱きしめ、震える彼女の背を優しく撫でる。

心結は泣きながら智樹の胸に顔を埋め、嗚咽を漏らしていた。

その姿を見た龍一は、記者が入って来ない事に安堵した笑みを浮かべて言った。

「文冬だのなんだのって、よくもまあ大げさな芝居をうつもんだな。文冬なんてハッタリで驚くと思ったか?」

智樹は心結を抱きしめたまま、冷たい視線を龍一に向ける。

「芝居?別に何も芝居なんてしてないけど?」

静かながらも鋭い声に、龍一の眉がピクリと動くと同時に、智樹を数回蹴り上げた。

「芸能界の上納システムに、ガキが口出しするんじゃねぇよっ!!何の才能も能力もない女が大金を稼ぐには、多少の犠牲は付きものなんだよっ!!」

その時、扉の外から再び声が響いた。

「龍一さん、どうもこんにちは。文冬出版社の久保田です。ちゃんと録音は取れてますので、お話聞かせてもらいますね?」

扉が開き、中年の男性が顔を覗かせた。

スーツの上着を軽く肩に掛けたその姿は、記者というよりもサラリーマンのような姿。

芸能界が今、一番恐れる文冬の記者が、今日の試写会に紛れており、智樹が隆之社長と涼。

そして龍一の元へ連れてきたのだ。

/405ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ