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何度タイムリープしても……初恋の幼馴染は誰かに純潔を奪われる
第4章 初めてのタイムリープ~不良生徒編~

智樹の辿り着いた過去は、高校1年の夏休み前だった。
スマホで日付を確認すると、7月12日。
心結が涼に奪われた日の3日前。
夕焼けに染まる田舎道を、心結と一緒に歩いていた。
智樹の制服は心結と同じデザインのブレザーだ。
別の高校ではなく、今回は心結と同じ志望校に合格していた。
ミサの言う通り、過去は少し変わっている。
記憶にも変化があった。
心結と共に猛勉強し、合格発表の帰りに告白した。
という全く違う記憶が頭に浮かぶ。
辺りをキョロキョロと見て、不審な動きをしている智樹の隣で、心結は楽しそうに演劇部の話をしていた。
「演劇部の部長の涼さんって、演技も上手いし、勉強もできてすごいんだ~」
「へぇ、そうなんだ」
涼の存在はこの世界でも変わらない。
この話題が続けば、3日後に喧嘩になるはずだ。
智樹はそう思いながら聞いていた。
「涼さんって……一人暮らしなのか?」
「えーっ!!なんで知ってるの?もしかして知り合い?」
心結の驚いた顔に、智樹は苦笑いを浮かべる。
モニター越しに見た涼の顔は、一生忘れないだろう。
「まぁ……ちょっとね……」
スマホで日付を確認すると、7月12日。
心結が涼に奪われた日の3日前。
夕焼けに染まる田舎道を、心結と一緒に歩いていた。
智樹の制服は心結と同じデザインのブレザーだ。
別の高校ではなく、今回は心結と同じ志望校に合格していた。
ミサの言う通り、過去は少し変わっている。
記憶にも変化があった。
心結と共に猛勉強し、合格発表の帰りに告白した。
という全く違う記憶が頭に浮かぶ。
辺りをキョロキョロと見て、不審な動きをしている智樹の隣で、心結は楽しそうに演劇部の話をしていた。
「演劇部の部長の涼さんって、演技も上手いし、勉強もできてすごいんだ~」
「へぇ、そうなんだ」
涼の存在はこの世界でも変わらない。
この話題が続けば、3日後に喧嘩になるはずだ。
智樹はそう思いながら聞いていた。
「涼さんって……一人暮らしなのか?」
「えーっ!!なんで知ってるの?もしかして知り合い?」
心結の驚いた顔に、智樹は苦笑いを浮かべる。
モニター越しに見た涼の顔は、一生忘れないだろう。
「まぁ……ちょっとね……」

