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何度タイムリープしても……初恋の幼馴染は誰かに純潔を奪われる
第22章 そして未来へ

そして今、智樹と心結は、結婚を控えていた。
心結は今でも、龍一に受けた恐怖を思い出して涙を流すことがある。
「智樹くんがいてくれたから、頑張れた」
そう言って微笑む心結。
二人でここまで乗り越えて来たのだが、心結にはタイムリープ前の初恋の幼馴染みだった。という記憶も、他の世界線の記憶もほとんどない。
物心がついてからの初恋の幼馴染みだった約10年と同じ時間を過ごし、これからも一緒の時間を過ごしていくのだから、紆余曲折はあったが、結果として良かったのかもしれない。
そしてタイムリープをさせてくれた、あの悪魔のミサは、パソコン上に現れることは無くなった。
お礼の1つも言えなかったが、智樹の気持ちを弄んでイジメてきたのだから、会わない方がいい気もする。
今日は結婚報告の為に、心結の父親の墓参りに訪れていた。
智樹は心結と並んで墓石に手を合わせ、小さく呟いた。
「これから心結さんを幸せにしますので、よろしくお願いします」
その言葉を口にした瞬間、智樹はふと墓石の横に刻まれた奇妙な文字に目を留めた。
「……ココっ!! 何で墓にこんな文字が掘ってあるんだ!?」
智樹は腰を抜かすほど驚き、心結に振り返った。
心結は今でも、龍一に受けた恐怖を思い出して涙を流すことがある。
「智樹くんがいてくれたから、頑張れた」
そう言って微笑む心結。
二人でここまで乗り越えて来たのだが、心結にはタイムリープ前の初恋の幼馴染みだった。という記憶も、他の世界線の記憶もほとんどない。
物心がついてからの初恋の幼馴染みだった約10年と同じ時間を過ごし、これからも一緒の時間を過ごしていくのだから、紆余曲折はあったが、結果として良かったのかもしれない。
そしてタイムリープをさせてくれた、あの悪魔のミサは、パソコン上に現れることは無くなった。
お礼の1つも言えなかったが、智樹の気持ちを弄んでイジメてきたのだから、会わない方がいい気もする。
今日は結婚報告の為に、心結の父親の墓参りに訪れていた。
智樹は心結と並んで墓石に手を合わせ、小さく呟いた。
「これから心結さんを幸せにしますので、よろしくお願いします」
その言葉を口にした瞬間、智樹はふと墓石の横に刻まれた奇妙な文字に目を留めた。
「……ココっ!! 何で墓にこんな文字が掘ってあるんだ!?」
智樹は腰を抜かすほど驚き、心結に振り返った。

