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何度タイムリープしても……初恋の幼馴染は誰かに純潔を奪われる
第4章 初めてのタイムリープ


なんて羨ましい記憶なんだーーっ!!

と叫びたい衝動に駈られる智樹。

そんな記憶を思い起こしながら、涼から不良に絡まれた場所を聞いていた。

「どこで花火をしてた?ココはどこに連れていかれたと思う?」

そんな話をしながらも、上の空だった。
記憶の続きが気になって。

頑張れば報われるという例えなのか……?
俺はココの体を見たのか……?

鼻の下を伸ばしながら、記憶を探っていった。




保健室で心結は恥ずかしそうに視線を下げたまま、智樹の前に立つと、スカートの中に手を入れて、体育のズボンが露になっていく。

体操ズボンを掴んでいる心結の手は震えていて、こちらにも、その緊張が伝わってくる。

「いや、やっぱりいいよ……見たくない」

智樹はそう言ったのである。

心結に無理をさせたくなかったし、恥ずかしい思いをさせたくなかったようだ。

少し残念な気持ちもあるが、智樹は心結を守るために戦ったことを思い出して、気合いを入れ直した。

「よしっ!!ココを助けに行こうっ」

涼から優斗達に絡まれた場所を聞いて、その場所に向かって走り出した。


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