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人妻露出マゾ・真由美
第2章 赤いハイヒール
「まぁ、ご覧下さい」
 どこかの住宅街だろうか、カメラが一点を映し出している。と、その左のほうから、コツコツと靴音が聞こえてきたかと思うと、全裸の女が画面の中を歩き始めた。女は赤いハイヒールを履いただけの素っ裸だ。コツコツと足音をさせながら、女は住宅街を歩いていく。カメラはその姿を追うように、ゆっくりと移動していった。
「ひゃあぁっ……!?なっ、何ですかっ?これはっ……?」
「ビデオですよ、うちが作っている」
「こ、これが、露出……」
 あまりの衝撃映像に、真由美は言葉を失った。この部屋で言葉を失うのは、もう何度目だろうか。
 坂ノ下は、動揺している真由美には気にもかけずに、説明を始めた。
「これは、K子さん、かな。うちでは一番人気ですよ。ケイというのは、アルファベットのケー。うちでは、モデルさんの名前をアルファベット順につけていますので」
 坂ノ下は小さな手帳を見て言った。
「順番からいくと、奥さんは『M子さん』ということになりますね。いい名前じゃないですか、マゾっぽくて。奥さんにはピッタリですよ」
 坂ノ下はまた、さわやかに笑った。
「わっ、わたしはマゾじゃありません……」
 真由美はようやく口を開いて否定した。
「じゃあ、なぜ今日はまた、こちらにいらっしゃったんですか?」
「そっ、それは、先ほども申しましたが、お金をお返しするためです……」
「それにしては、ずいぶん熱心に見てらっしゃいますねぇ、うちの作品を」
 ビデオはシーンが変わり、今度は真正面から、全裸歩行するK子の姿をとらえている。スタイルの良い、色白の美人女性だ。恍惚の笑みを浮かべながら、K子はコツコツと赤いハイヒールの足音を住宅街に響かせて歩いていく。真由美は初めて見るその変態映像から、なぜか目をそらすことができない。
「そ、それは……」
「常識的な世界には、飽き飽きしているんでしょう、奥さんは。出てみませんか、うちの作品に。きっと解放されますよ……」
 坂ノ下は、まるで暗示をかけるように、真由美に言葉を重ねていく。
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