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入浴欲情〜男同士の愛し方〜
第1章 ☆
 卓也は都内の金融会社に勤める、20代のサラリーマンだ。その日は休日で、卓也は朝からムラムラしていた。
(オチンポしゃぶりたい、オチンポ入れて欲しい、年上の人に犯されたい……)
 一人でいるとエッチな妄想がどんどん膨らんで、身体が熱く高ぶってくる。
 とうとう欲望を抑えきれなくなった卓也は、最近お気に入りのホモサウナに行くことにした。卓也はシャワー浣腸でお尻の中を綺麗にすると、イヤらしい自分の姿がホモサウナの中で目立つように、オチンポの毛もツルツルに剃ってしまった。
 さて、そのホモサウナだが、内部はいわゆる〝健康ランド〟に近く、サウナやミストサウナ、大浴場やシャワー、テレビが見られる娯楽室、そして、休憩室などがある。これら全ての場所で、男同士の出会いがあるのだが、その中心となるのが休憩室だ。休憩室というのは、その名の通り休憩ができる部屋で、薄暗くした室内に、布団が何枚も敷いてある。その布団に横たわって休むことができるのだが、ホモサウナの場合、つまりそこが、男同士の営みの場所になる、というわけだ。
 ホモサウナは、都内の某駅を降りてすぐの所にある。卓也はホモサウナに着くと、靴箱に靴を入れ、券売機でチケットを買って、1階のカウンターで入館手続きをした。
「ごゆっくり」
 店員の初老男性が、靴箱の鍵と引き換えに、ロッカーキーとポリ袋に入った大小のタオル、それにガウンを手渡してくれる。卓也は自分のロッカーの前に来ると、そこで服を脱いでロッカーにしまった。さっき毛を剃ってツルツルにしてしまったオチンポが目に入る。全裸になった卓也は、ロッカーキーを手首にはめて、タオルで股間を隠しながら、大浴場のある2階に上がって行った。
 大浴場の引き戸を開けると、そこにはもう見慣れた光景が広がっていた。視線の右側では、数人の男性が洗い場で椅子に腰かけ、身体を洗ったりシャンプーしたりしている。左側には湯船があり、そこでも数人の男性が、ゆったりとお湯に浸かりながらくつろいでいる。サウナやミストサウナ、シャワーコーナーもあるが、そこはまた別のドアで区切られているので、中の様子は分からない。
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