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入浴欲情〜男同士の愛し方〜
第3章 ☆☆☆
 男たちとの遊びを終えた卓也が、ロッカーの前で帰り支度をしていた時、通りかかった一人の男性が声をかけてきた。
「おっ、久しぶりだね。もう帰っちゃうの?」
 その男性は、前に一度、卓也がお相手したことのある、かなり年配の男性だった。イヤラしい言葉をかけられながら身体を撫で回されたことを、卓也は何となく思い出した。
「えぇ、今日はもう、スッキリしたので……」
「私は今きたばかりだよ」
 男はまだ私服姿で、これからロッカーに向かうところらしい。
「そうだ。これからご飯食べに行かないか。その後で個室に泊まろう」
 ちょっと強引だったが、明日も休みだし、個室にも興味があったので、卓也はその誘いを受け入れたのだった。カウンターで一時外出の手続きをして、二人は街に出た。駅前の通りにあるラーメン屋に、卓也は連れて行かれた。
「ここは結構美味いよ。何でも注文しな」
 卓也はそこで、味噌ラーメンと餃子を奢ってもらった。
 食事も終わり、ホモサウナに引き返すと、その男は個室を借りる手続きをした。実は、このホモサウナには、二人きりでじっくり楽しみたいカップルのために、個室が数部屋あるのだった。ただ、個室といっても、布団が一枚敷いてある程度の狭くて細長い部屋だ。壁も薄い。
 男が浴場で身体を流しているあいだ、卓也はまたガウン一枚になって、娯楽室で待つことにした。一緒に行っても良かったのだが、今日はもう2回も浴場に行っているので、何となくのぼせそうで遠慮したのだ。娯楽室は、3階の休憩室の隣にある、お茶の間のような部屋だ。卓也は娯楽室のテーブル近くに座ると、夜のニュース番組を、見るともなしに見た。寝そべってテレビを見ている男もいたりして、日常と非日常が混ざり合う、何だか変な気分だ。この場所でも、ガウンを少しはだけて座ったりしていればアプローチをされたりもするが、今日は待ち合わせなので、卓也はつとめて、そういう雰囲気を出さないようにした。やがて、男が迎えにきて、二人はさらに上の階にある個室へと向かったのだった。
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