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お題小説 カレイドスコープ
第1章 kaleidoscope
22
「だ、たからさぁ…
確かめてみないと…ね…」
いや、本気で云っているようだ…
「あ、う、うん、そ、それは、あ…」
その真剣な、そして恥ずかしそうな茉優の顔を見ていると…
「あ、ん、は、勇人ぉ…」
俺は…
あまりにも可愛く想えてしまって、思わず抱き締めてしまった。
そして、あの昔のあの頃を…
そうあれは高校2年の『夏祭り』の夜だった…
俺は初めて『お神輿』を揉んだ時の興奮の勢いのままに…
茉優を抱き、愛したんだ。
あれが、あの時が、あの夜が…
2人の初めての体験の夜であった。
「あ…あのね…
そ、それにね、わたしね…」
そんな想いを思い返していると、また、茉優が再び恥ずかしそうに…
「あのね、わたしね…
勇人と夫の2人しか…知らないのよね…」
と、また、再び、衝撃の告白をしてきたのである。
「え…」
それは驚きの告白でめあった。
あの初めての夜から約20年…
その間、茉優は俺と亡くなった旦那しか男を知らないのだ、と云ってきたのだ。
「だ、だからね、だからさ…
もう、塞がっちゃったかもしれないからさ…」
そしてその言葉はまさかの本気であった…
だが、そんな茉優が、いや、そんな茉優を…
急に可愛いく、愛しく思えてしまう。
「あ、う、うん、そうか…」
敢えて否定はしない。
「うんそうなの…
だからさぁ、余計にさぁ、また勇人じゃなくちゃさぁ…」
……ううん、勇人以外じゃ怖くてイヤなのよ…
「だから勇人にね、確かめてほしいの…
そして、わたし勇人に気に入られるように頑張るからさ…
だからまたさぁ…」
もう茉優にそれ以上、慟哭を吐かせたくはなかった…
俺は強く抱き締め、キスをして、唇を塞いでいく。
そして…
「あ、いや、実は俺もさ…
あのさ…
そんなもんだから…」
「え、勇人が?」
「あ、うん、そうだよ」
そう、これは本当である…
俺の女性経験だって思い返せば、茉優と大学生時代の彼女、そして就職してからのあの事件のせいでフラれた彼女の3人と…
あとはしいていうならば、風俗で経験した何人かしかいなかったから。
「それに、恥ずかしながらさ…
俺も似たようなモンだからさぁ…」
「だ、たからさぁ…
確かめてみないと…ね…」
いや、本気で云っているようだ…
「あ、う、うん、そ、それは、あ…」
その真剣な、そして恥ずかしそうな茉優の顔を見ていると…
「あ、ん、は、勇人ぉ…」
俺は…
あまりにも可愛く想えてしまって、思わず抱き締めてしまった。
そして、あの昔のあの頃を…
そうあれは高校2年の『夏祭り』の夜だった…
俺は初めて『お神輿』を揉んだ時の興奮の勢いのままに…
茉優を抱き、愛したんだ。
あれが、あの時が、あの夜が…
2人の初めての体験の夜であった。
「あ…あのね…
そ、それにね、わたしね…」
そんな想いを思い返していると、また、茉優が再び恥ずかしそうに…
「あのね、わたしね…
勇人と夫の2人しか…知らないのよね…」
と、また、再び、衝撃の告白をしてきたのである。
「え…」
それは驚きの告白でめあった。
あの初めての夜から約20年…
その間、茉優は俺と亡くなった旦那しか男を知らないのだ、と云ってきたのだ。
「だ、だからね、だからさ…
もう、塞がっちゃったかもしれないからさ…」
そしてその言葉はまさかの本気であった…
だが、そんな茉優が、いや、そんな茉優を…
急に可愛いく、愛しく思えてしまう。
「あ、う、うん、そうか…」
敢えて否定はしない。
「うんそうなの…
だからさぁ、余計にさぁ、また勇人じゃなくちゃさぁ…」
……ううん、勇人以外じゃ怖くてイヤなのよ…
「だから勇人にね、確かめてほしいの…
そして、わたし勇人に気に入られるように頑張るからさ…
だからまたさぁ…」
もう茉優にそれ以上、慟哭を吐かせたくはなかった…
俺は強く抱き締め、キスをして、唇を塞いでいく。
そして…
「あ、いや、実は俺もさ…
あのさ…
そんなもんだから…」
「え、勇人が?」
「あ、うん、そうだよ」
そう、これは本当である…
俺の女性経験だって思い返せば、茉優と大学生時代の彼女、そして就職してからのあの事件のせいでフラれた彼女の3人と…
あとはしいていうならば、風俗で経験した何人かしかいなかったから。
「それに、恥ずかしながらさ…
俺も似たようなモンだからさぁ…」