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girlslove
第4章 【爪痕】





技術面でも、口は悪いけど的確だし何度か教えてもらった
同じくらい貪欲な私たちは居残って練習する事も暫しあったな
一番近い、最高なライバル……とでも言おうか


だから、私たちがどうのこうのって事はない
そりゃ一番頼りにはなるし、これからも同期として支え合っていきたいとは思ってるよ
周りが期待するような展開にはならないんだよなぁ
ごめんね、皆……


「なぁ、今日メシ行く?」


「あ〜今日は帰る、また誘って?」


知らなかったよ、私が帰った後に皆で淳太の慰め会してたなんて
最近、付き合いが悪い…てお酒飲みながら泣くな
後輩たちはあの手この手を考えて淳太にアドバイスしたりも
周りから固めていく作戦か
身内からは、本当に付き合えば良いのに…とか思われているようで


張り合ったりフォローし合ったりと、いつも付かず離れずな私たち
仕事の事に関しては阿吽の呼吸だよ
認めざるを得ない時もある


「ないない、ないから」って何十回、何百回も言ってきただろうか
最初は淳太の方がないないって言ってたんだよ?
勿論、私もそのつもりだし男女の関係に発展する事はなかった
それに私は男女の友情はないと思ってる
だから淳太は同期かライバルと言ってきた
それ以上でもそれ以下でもない


これからもずっとそうなの
社内恋愛出来るほど器用でもないしね
ほら、せりさん曰く、私ってすぐ顔に出るタイプらしいから
淳太の事、揺るぎない信頼感ならあるよ
仲間としてね


「俺が好きって言ったらどうする?」


昔、ベロベロに酔った状態でそう聞かれた時もあった
「あ、ごめんなさいです」って速攻でお断り
私は淳太よりお酒強いから送り狼になられる事はない
寧ろ、私が家まで送ってあげた事もある
勿論泊まってないよ、待たせてたタクシーでちゃんと家まで帰りました



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