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girlslove
第4章 【爪痕】





本当、そんな関係なの
変わる事はない、私が変えない
余計な感情は……ごめん、持ち合わせてないの
だから、変な期待を持たせるような事は絶対避けてたはずなのに……


この前のせりさんとカホさんの事を見た後は
ショックのあまり無茶な飲み方をしてしまい記憶が飛ぶという大失態を…トホホ
あの時、せりさんが来なければヤバかった
初めて淳太にお持ち帰りされてたかもって考えると、やっぱりナイって思っちゃう
大反省だよ、誓ってナイ……ごめんね、淳太


でも、自意識過剰だと言い聞かせている部分もあるが、見られてる気はするしやたら絡んでくる
周りに知られてるんだから気をつけなよって思う


「焦ってるんじゃないですかね?碧唯さんに恋人が出来たらって」


あの酔っ払いめ、そんな事もペラペラと喋ってたのか後輩たちに…
これ以上、周りを巻き込むわけにはいかないなと閉店後2人きりになるのを待った


「お、メシ行く?」


「淳太さ、単刀直入に聞くけど良い?」


「な、何だよ……今か?」


「うん、今」


「それは俺が、メンタル的に削られるような事?」


「さぁ…?ただ聞きたいの」


「メシ食いながらじゃダメ?」


「数秒で終わるのに?」


「……何だよ、言えよ」


お互いもう、帰る準備は出来てる状態で後はお店の鍵を閉めるだけ
真剣な私に少したじろんでいる淳太
今日で、トドメを刺す事になるんだろうか


「思い過ごしながら笑い飛ばしてくれて良いんだけど、はっきりさせておきたくて聞くね?淳太、もしかして私の事、好きだったりする?その、恋愛感情抱いてる?」


これは、酷なのかも知れない
けど、曖昧なままにしてると周りから固められる
淳太は決して本質には触れてこない
長らく観察していてそういう解釈に辿り着いた



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