この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
girlslove
第4章 【爪痕】





それでも避けては通れない場面もあるから
淳太の優しさに甘えて普段通りの関係で居させてもらっている
以前は煩いくらいご飯に誘っていた淳太だけど、それがパタッとなくなったから周りも何となく察してくれているのかも


私も私で、せりさんに会える日は風のように早く退勤しちゃうからね
そんな中で、仕事以外はギクシャクしちゃってる私たちだけど後輩たちの誕生日会があって、オーナー行きつけのちょっとお高いお店予約してもらって毎年スタッフ全員のお誕生日会は開催されている


ケーキとかは私と淳太が用意する事になってるから予約したのを取りに行ってお店に預ける


「よっ、おつかれさん」


ツイストスパイラルパーマに顎髭、黒のセットアップ、中は白Tシャツのちょっと強面キャラのこの方がうちの川西オーナー
ちなみにオーナーの髪は私が切ってます


お誕生日おめでとう〜の乾杯で始まり、食事もそこそこ進み、ケーキまで出てきた終盤あたりで、お酒も楽しく飲んでいた最中、


「で、お前らはいつ結婚すんの?」


オーナーを挟んで座っていた私と淳太
左右キョロキョロ見ながらオーナーがぶっ込んできた
周りもピタッと話が途切れ、シーンとなる


「あれ?まだ育ててる感じ?俺いらん事言っちゃった?」って戯けてみせるけど時すでに遅し
「何だお前、まだ言ってなかったのか」とオーナーの小声も丸聞こえです


「オーナー、私は今、仕事が楽しいんです、可愛い後輩たちも育ってますよ」


「そうだよな、これからも宜しく頼むよ」


遠回しにその事実はない、と言ったようなものだが伝わっているかは謎
もうこれ以上、淳太を傷付けてしまうのも悪いし
オーナーにもそう思われてたんだと知って驚きの方が大きいんだが
もしかして、私だけが気付いてなかったパターン?






/203ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ