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girlslove
第5章 【従順】





___気が付けば頬を濡らしていた
譫言のように碧唯の名を呼んでいた
噛み跡だらけの身体、ところどころ紅く鬱血している


とうとう、自分を抑えきれなかった
時々「大丈夫、もっとして?」と言われて我を見失った
意識を手放した碧唯の身体からペニバンを抜いたら
静かに吹いてシミになっていく


「ごめん……ごめん、碧唯」


ギュッとしても反応がない身体をきつく抱き締める
どれくらい時間が経っただろう
ウトウトしだしたところで碧唯が目を覚ました


「せりさん…?」


愛おしい声にハッとなり飛び起きた


「ごめんなさい、私また…」


そんな事謝らないで……私のセリフだから
口を開けた瞬間、人差し指で言葉を遮られる


「私は大丈夫です、せりさんにこんなに愛されて凄く幸せです、だから自分を攻めたりしたらダメですよ?約束して?」


「でも…」


「約束破ったら私怒ります、泣いちゃうよ?良いの?」


「フッ……怒るか泣くかどっち?」


「良かった、笑った」と言う碧唯を抱き寄せた
こんな良い子、もう手放せそうにない
どれだけ私の心に、身体に、人生に浸透してるか
私はこれから、この子に返していけるだろうか


「せりさん、チュウ…」


唇突き出してキス待ちしてる、可愛い
重なると甘えた舌先がもっと…と何度も絡ませてくる
「好き……せりさん大好き」って糸を引かせる
敵わないよ……もう……


「わ、すごーい…」


鏡を見て自分の身体に散らばる歯型やキスマークを確認してる
思った以上に着いていて驚いたんだろうな
ごめんね…とまた言いそうになった時


「せりさん、ありがとうございます」


「え…?」


「嬉しい……当分消えないですよね?あーん、幸せです」


「わっ…!」


裸で抱き着いてきてそのままベットに倒れ込んだ





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