この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
girlslove
第1章 【一目惚れ】





「碧唯、もうその顔やめな?」


「え…?」


「友達で居れない」


「…………」


「ほら、困るでしょ?そういう事言われたら……また日曜日ね?」


「……困らない」


どうしよう、もう答え出ちゃってる
私は、この人を離したくない
時間かけるとか、焦らすとか、様子見だとか
そんなまどろっこしい事なんか要らない
過程とか全部すっ飛ばして今、抱き締めて欲しいって思うのは間違ってるの?


空気変えたりして遠ざけたけど、本当はもう一度して欲しいって考えてる
もう引かれても良い
ヤバい、どうしたら此処に居てくれる?


「碧唯…?どした?寂しいの?でもちょっと、泊まるわけには…」


女の私が考えて考えて絞り出したのはもう抱き着くしかないっていう、浅はかな手法


「面倒臭い女でごめんなさい……帰って欲しく、ないです」


せりさんにだって都合があるのに
ていうか、此処まで送ってくれたのも予定にはなかった事
もう引き止めるには、ただの我儘過ぎる


ハァーと溜め息が聞こえてきて急に怖くなった
やっぱり面倒臭いよ、私
友達になった途端、こんな本性見てドン引きだよね
友達になった事すら後悔されてたら立ち直れない


「自信、ないよ?」


「え…?」


自信ないのは、寧ろ私の方です
何を言おうとしてる?
聞きたいけど怖い


「碧唯が可愛いから、我慢する自信ない」


「そ、それは……さっきの、みたいな事するって事ですか?」


言いながら、自分の中の自分が引き止めようとしてる
何バカな事言ってんのって
せりさんってひょっとしてそういう人?
だとしたら今までの行動にも説明がつく
さっきのキスも、正直、全然嫌じゃなかった
初体験だったけど







/203ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ