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girlslove
第5章 【従順】





お皿洗いしてると後ろからハグしてきて
「私から離れないで」って耳を甘噛みされる
髪を退けてうなじにもキス……
両手塞がってるのに〜
もしかして、また此処でされちゃうのかなって思ったらただイチャイチャしたいだけだった、可愛い


「期待した?」


「え、何がですか?」


「またまた〜碧唯はすぐ顔に出るぅ〜」


「え?え?違いますよ」


「何が違うの?まだ何も言ってないのに」


そうやってすぐ誂ってくる
結局、私が言わされちゃう展開のやつ
怒ったフリすると慌てて謝ってきます
嘘でも「キライ」なんて言わないですよ
それなのに必死に「嫌いにならないで」と纏わりついてくる
少し楽しいので暫く放置したりします


「碧唯、お願い、機嫌直して?」


どうしようっかな〜?
オロオロしているせりさんもレアだもんな〜
洗い物も終わり、無言で手を拭く
まだ怒ってるフリして頬を膨らませていたら
急にすぐ傍で跪いてきたんです
びっくりして目がテン…になりました


私の手を取り「ごめんなさい」と甲に口吻をする


「碧唯と仲直りしたいです」


えぇ……!?
何その泣きそうな顔……ズルいです
めちゃくちゃ可愛い
こんなの、怒れないよ……
「仲直りする」って頷いた


握る手に頬擦りしてくるせりさんに今すぐにでも抱き着きたい衝動に駆られているというのに、またしてもせりさんは私の心を鷲掴みにして離さない
びっくりして声が出ない、とはこの事だ……


ポケットから何か出したかと思えばそれは、あまりにもスマートに私の薬指に嵌めれた


え……???何これ………指輪?


もうひとつのポケットからも出して、それは自分の薬指に嵌めたの
お揃いの指輪……しかも私のサイズぴったりだよ
自然と涙が溢れてくる




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