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girlslove
第7章 【新たな道】





もし、同性婚が認められれば家族として
夫婦として色んな法的手段を受けられる
パートナーシップ制度も導入している地域では
一部、夫婦と同様に認められるケースもある
例えば、財産分与だったり、病院の面会とかね


同性カップルに証明書を発行して、公的に承認しようという制度に過ぎないのだ


「せりさん、こっち向いて」


「ん…?」


視線を奪われると、今度は碧唯が床に下りて跪いてきたの
いつかの私がしたように手を取り、甲にキスをする


「私たち、ずっと一緒に居るって約束しましたよね?」


「うん」


「せりさんの想いはその程度だったんですか?」


「違う…!本気で碧唯の事、愛してるよ」


「はい、同じ気持ちですよね?じゃ、私と……」


真っ直ぐ見つめ合う瞳の奥、何を言うの…?
お願い、離れていかないで……
同じ気持ちだからこそ、離れる覚悟なんて出来てない
みるみるうちにまた涙が溢れてきてる
え、待って……本当に?待って、言わないで


「結婚しましょう……結婚してください」


「え………」


「大変な事はわかってます、法的に……でも、私はせりさんと一歩踏み出したい」


ビ、ビビった………………
まさかの、碧唯からプロポーズ………?
いつかちゃんと言うつもりだったのに
不意打ち過ぎるよ、先に越されちゃった
これには私も溢れ出す……


「え?え?泣かないで……」


突然、号泣する私を見て驚いたんだろうな
初めて見せるから
人前で泣くなんて、絶対しなかったのに……
咽び泣くとはこの事だろうか
息もつまるほど泣いた


「そんなに嫌ですか?私との結婚……」って
そんなわけないだろ!
強く抱き締めて「宜しくお願いします」なんて言うハメになるとは……
私が言うはずだったのに……
碧唯が泣いて言うセリフだったのに……





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