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第7章 【新たな道】

「絶対に、娘はやらん！！」


うわ、頭の中真っ白………
フリーズして動けない私と碧唯


「ちょっとお父さん、やり過ぎよ」


「あ、すまんすまん、コレ、一度はやってみたかったんだよな」


え………！？
ちょっと、状況が追いつかないです
ケタケタ笑うご家族3人
目尻の涙を拭きながらお母さんが
「ごめんね、驚かしちゃって、今のウソだからね？ドッキリしちゃおって話してたの」と笑ってる


「せりさん、すまん！2人の気持ちはよーく伝わったよ、良いじゃない、パートナーシップって言うんだっけ？まだまだ知られてないし、不平等な条約かも知れんが2人の気持ちが固ければ問題ないんじゃないか？我々はずっと応援してるしな」


そう言われてやっと、理解出来た
すみません、緊張し過ぎてそのノリについていけなくて
碧唯も隣で泣いていた


「私が本気で幸せになれるのはせりさんしか居ないの」


それは私も同じ
ハンカチを差し出して髪を撫でた


「しっかし、めちゃくちゃ美人だね」とお姉さんに間近で見られると早速、碧唯が妬いてる
「ちょっと、もう私の娘なんだから」とお母さんも私の腕を掴んでくる
お姉さんとお母さんに両腕掴まれて、碧唯がプンスカ
なんとも言えないカオス状態になってて苦笑い


凄く良い家族だな、碧唯がこんな風に育ったのも納得がいく


「困った事があれば必ず相談する事、もう家族だからね」と言われてまた泣いた
メイク直しも碧唯がしてくれて仲良しぶりを見たら、お姉さんが「推せるわ〜我ながら妹よ、よくやったって感じ」と仰ってくださり、速攻でSNSフォローしてくださいました
キャーキャー言ってるお姉さんに碧唯も呆れてはいたけど、感謝してるんだよね
妹的な一面を見せてもらって私としては新鮮だったよ